北海道での動物行政の現状・収容された犬の殺処分や譲渡についての取り組み<セーブ・ザ・ドッグ>

北海道のこと

北海道では『北海道動物の愛護及び管理に関する条例』(平成13年施行)第3章に基づき、動物の引取りと収容が各保健所で行われています。
( 札幌市の場合は 札幌市動物管理センターで行われる。以下札幌市の数字を除く )

平成17年度、札幌市を除く北海道全体で捕獲された犬(所有者不明の引き取り含む)は3567頭、うち返還された犬は1159頭。(返還率32.5%)
飼主持ち込みによる犬の引き取りは1234頭。
飼主が見つからなかった犬、飼主から持ち込まれた犬のうち、一般譲渡された犬は815頭、致死処分の犬は、2818頭(譲渡率22.4%)となっています。
譲渡されなかった犬猫は殺処分となりますが、道の保健所では獣医師による麻酔薬(ペントバルビタール等)及び、筋弛緩剤(塩化スキサメトニウム)の注射等の方法がとられています。
しかし自治体によっては麻酔薬との併用ではなく、筋弛緩薬単独投与の場合もあり今後改善が求められます。          (道立保健所の犬猫引き取り手数料は1頭につき2100円)

譲渡への取り組み

北海道では平成14年度から各支庁が飼い主希望者から事前に申し込みを受け、道立保健所に収容された犬・猫の情報と照合し コーディネートを行う『新しい飼い主探しネットワーク事業』を実施しています。
しかし譲渡事業を含め、収容動物に対する対応には自治体によって差があるのが現状で、ホームページなどを通して収容又は譲渡可能な犬猫の情報(画像など)の公開を積極的に行っている自治体(旭川市、釧路市、帯広市など)がある反面、市役所の片隅での掲示で済ませている自治体もあります。
また平成18年に環境省が運用を開始した『動物再飼養支援 収容動物データ検索サイト』についても、 現時点で参加しているのは北海道では札幌市のみという状況で、運用の成果が危ぶまれます。
                             

北海道動物愛護推進員制度

動物の愛護と管理を推進するため、北海道では平成17年から各支庁ごと(5〜15名)に動物愛護推進員の委嘱を行なっています。(札幌市、旭川市、函館市は対象外)
任期は約2年、無報酬のボランティアで主な活動内容は『動物愛護に関する普及啓発』、『飼主の相談相手』、『行政への地域情報の提供』などです。 委嘱された人の職種は、愛玩動物飼養管理士、獣医師、ペットショップ関係者、主婦など。
定員に達してない場合は引き続き応募を受け付けています!
(委嘱状況:全道63名/募集定員170名(H19.2現在))

英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)のインスペクター(動物査察官)のような・・・とはいかないまでも、行政の委嘱である以上、従来のボランティではカバーしきれない部分の活動を今後期待したいところです。
 北海道で活動されている推進員さんの日記⇒『宗谷動物愛護推進員の日記』
     *セーブ・ザ・ドッグは、北海道の動物愛護推進員の活動を応援しています。

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